2017年 1月 の投稿一覧

プロパンガスの賃貸住宅に引っ越すとガス代が高いのはなぜ?

料金

賃貸住宅のプロパンガス料金が高い理由は、アパートを建設する際に大家さんとプロパンガス会社との間で「無償貸与」という契約を結んでいるケースがあるためです。

  • どうして賃貸住宅のプロパンガスって高いの?
  • 「無償貸与」ってどんな意味?入居者に影響はあるの?

賃貸住宅のプロパンガス料金事情について徹底解説します!

無償貸与契約とはローンと似ている

賃貸住宅

「無償貸与契約」とはある一定期間同じプロパンガス会社からガスを使用し続けることを条件に、ガス会社に新築やリフォーム時にかかる配管やガス給湯設備などの費用を負担してもらう契約です。

車などを購入する際にローンを組み、一定の期間に返済していくのと似ています。

つまり、賃貸住宅にかかったガス設備の初期費用を前もってプロパンガス会社に支払ってもらい、そのガス設備費用を毎月分割して入居者が支払う仕組みです。

優良なプロパンガス会社でない場合、実際にかかった費用より多く加算されて入居者に請求されてしまうこともあります。

そのため、賃貸住宅の場合は優良なガス会社と契約された方が良いと言えます。

 

賃貸住宅を建設する際、大家さんは初期投資額を抑えたい一方、プロパンガス会社は長期間契約を望んでいます。

そこで、ガス設備費用を入居者に負担してもらう「無償貸与契約」は都合が良いのです。

プロパンガス料金は自由設定料金ですから単価料金が高くても入居者は気が付きにくく、初期投資額が少なくて済んだことで家賃が安いからと入居すると、結果として高いプロパンガス料金を払わされることになるのです。

賃貸住宅のプロパンガス料金はどれくらい高いの?

料金相場
プロパンガス消費者センターの調べでは、プロパンガス相場料金での4人暮らし一戸建の月額の平均は11,330円です。

基本料金が1,770円で、従量料金単価が478円です。

賃貸住宅の場合は月額12,830円で、基本料金が2,010円、従量料金単価が541円です。

ひと月で1,500円もの差が生じているのが分かります。

年間にしてみると18,000円も高いのです。

これだけの料金の差だと、10年使用すると18万円も高くなることになります。

必ずしも大家さんがプロパンガス会社と「無償貸与契約」をしているとは限りませんが、このような裏事情があることは知っておきたいものです。

賃貸住宅のプロパンガス値下げ交渉する方法

それでは賃貸住宅の高額なガス代を安くする手順を解説しましょう。

①入居者全員で値下げ交渉する

入居者がたった一人で値下げ交渉をしても大家さんは動いてくれません。

しかし入居者全員の「ガス代が高い!ほかのガス会社に変更してほしい!」という署名を集め提出すると、大家さんは不満を受けとめて動いてくれます。

大家さんは入居者があってこそ収益があるので、入居者全員に不満を持たれると入居率に大きな影響が出て困るからです。

高額な料金を請求してくるガス会社から、優良で適切な料金を請求してくるガス会社に変更したい場合は、ガス会社に抗議するのではなく、まず大家さんへ集めた署名を提出して意思を伝え、承認してもらいましょう

②無償貸与の残存分を変更するガス会社に肩代わりしてもらう

無償貸与の残存分は、変更する新しいガス会社に立て替えてもらえる場合があります。

優良なガス会社に変更したことでガス単価料金が安くなり、無償貸与の残存分も立て替えてもらえるのなら、入居者も大家さんも負担がなくてうれしいことです。

まとめ

賃貸住宅のガス会社を優良なガス会社に変更してもらいたい場合、まずは大家さんに入居者全員の署名を集め提出し、説得しましょう。

手間はかかりますが、毎月ガス代が安くなり、長期間で見れば大きな差となります。

まずは自分たちで行動を起こすことです。

そうすれば大きなガス代の節約につながります。

 

プロパンガス会社は、プロパンガス料金を自由に設定できることを背景に、不当に高い料金を請求してくる場合があります。

まずは、自分が毎月支払っているプロパンガス料金の単価がいくらなのかを把握し、適切なガス料金なのか不当に高いガス料金なのかを確認しましょう。

今回、「無償貸与契約」や「不当に高いガス従量料金単価」の存在を知ることができたと思います。

これからは是非、適正価格のプロパンガス料金で生活しましょう。

一般社団法人 日本ガス協会とは?

日本ガス協会

日本ガス協会ってなに?

日本ガス協会

http://www.gas.or.jp/


日本ガス協会はその名前の通りガスに関する業務を行っている団体です。

様々な地域のガス会社が加入していますが、都市ガスに限定されておりプロパンガスの会社は含まれていません。

主な活動

日本ガス協会の主要な活動は、ガス会社全体で推進する安全活動の提案や温暖化対策を始めとした環境問題への取り組みです。

身近なものだと「ガスを安全に使いましょう」「ガスを大事に使いましょう」というマニュアルやシールを配っているのがそれに該当します。

他にも省エネ対策やガスの上手な使い方、新しいガス機具の提案など、ガスに関する多くの情報や活動を提供しています。

自宅でガスの工事や点検を行うのは地域のガス会社なので、私達の生活で直接日本ガス協会と関わることは多くありません。

でも、活動自体はテレビや雑誌、ポスターなどを通して目にしていることが必ずある団体です。

日本ガス協会の規模

日本ガス協会は非常に大きな団体で、市営事業者180社と公営事業者33社の合計213の都市ガスの事業者で構成されています。

北海道から九州まで全国に事務局があり、都市ガスを縁の下で支えてくれていることがわかります。

本社は東京の虎ノ門にある自社ビルで、この中で全国の都市ガス事業の様々な事がまとめられています。

日本ガス協会の目標

日本ガス協会は国と一体となり、エネルギー政策の見直しを行っています。

天然ガスの普及拡大を目指し、温暖化の対策と低炭素社会実行計画を進めています。

3年以内の近い目標としては災害時のセキュリティ強化や、ガスシステムを多様化することでの節電・省エネがあります。

長い目標として掲げられているのは天然ガスへの移行・再生エネルギーの導入・天然ガス自動車の普及などがあります。

環境に優しいガスの使い方を目指し、非常に多くの活動が現在もされています。

日本ガス協会が勧める安全対策

ガス事業者

ガスはとても便利なものですが、使い方を間違えたり安全対策を怠ると大きな事故を招きます。

日本ガス協会では便利で安全なガス社会を目指し、多くの安全対策を実施しています。

ガスの臭い

都市ガスは実は本来は無臭だということを知っていますか?

コンロに火を点ける時などに一瞬感じることがあるガスの臭いは、人工的につけられたものなのです。

多くの人が不快に感じるあのガスの臭いを付けたのは安全のためです。

ガスは目には見えない為、漏れた際に臭いがないと全く気づくことが出来ません。

強烈で印象的な臭いを付けることでガス漏れを早期に発見し、事故を防止することがガスの臭いの大きな役割になっています。

ガス臭いと感じたら

災害時や停電時、機器の故障などによってガスが漏れてしまうことがあります。

ガスが漏れるとガスの臭いがし始めるのですぐに気づくことが出来ますが、そうなった場合は早急に対処する必要があります。

まずはコンロや暖房器具など火がついているものがあれば消し、タバコも忘れずに消します

着火源となるので電気機器(換気扇・電気を含む)のスイッチには絶対に触れてはいけません。

窓やドアを開け放ち、換気をしてガスが屋内に充満しないようにしてください。

次いでガス栓・ガスメーターを締めてガス漏れを抑えてから迅速に地域のガス事業者に連絡をしましょう。

ガスが止まってしまったら

ガスが止まった場合の多くはガスメーターについている安全装置が作動した事が原因です。

震度5以上の揺れを完治するとこの安全装置が作動しますが、衝撃を受けたことでも作動してしまうことがあります。

ガスメーターのランプが赤く点滅するので、確認するとすぐにわかります。

安全装置が働いてガスが停止している場合、まずはガス漏れが無いかを確認しましょう。

ガスの臭いを僅かにでも感じた場合や不安がある場合はすぐにガス会社に連絡をしてください。

安全が確認できた場合は手動でガスを復帰させることが出来ます。

日本ガス協会の環境への取り組み

省エネ

日本ガス協会はガスの使い方を通じて様々な環境問題への取り組みを行い、省エネ運動も多くしています。

中でもエコジョーズとエコウィルは専用の機器を使うことで暮らしを快適にし、節電・節ガスを実現した利用者にも嬉しいサービスです。

エコジョーズとは

エコジョーズとは高効率なガスの給湯器です。

今までのガス給湯器は給湯器の周囲が熱くなったり、お湯が出てくるまでに時間がかかりガスの消費も多かったです。

しかし、エコジョーズは排気される熱も回収し、熱効率を上げることでガスを節約して短時間でお湯を作り出すことが出来るようになっています。

エコジョーズではCO2の排気量が約13%もカット出来ると言われています。

同時にガス代にも直結する熱効率も95%まで向上されており、これによってガス使用時のランニングコストを削減することが出来ています。

また、エコジョーズは瞬間的にお湯をわかすことが出来るため、その時に必要な分だけのお湯を供給出来ます。

家族の人数の変化や時間によるガス使用量の違いにも対応できるので、節約にも一役かってくれます。

エコウィルとは

エコウィルとはマイホーム発電をしながら、余ったエネルギーを再利用するシステムのことです。

これによって電気代を抑えることが出来、快適で環境にも優しい生活を実現することが出来ます。

エコウィルの仕組みは簡単に言ってしまうと「ガスエンジンで電気を作り、余ったら再利用する」というものです。

電気を作る時に発生する熱で温水もつくってくれるので、排熱が発生せずに効率よくお湯をつかえます。

もちろんエネルギーが足りない場合は電気会社から賄えるので、エネルギー切れで使えなくなるということはありません。

エコウィルは家庭ごとの電気・給湯量などを学習していきます。

これによって最も効率よく省エネが出来るように自動的に発電を行い、必要な時に必要な量のエネルギーを作り出す事が出来るようになります。

無駄なエネルギーを作らない事で、何もしなくても省エネができるというわけです。

このような省エネシステムなどにより、エコウィルは22%の省エネと、CO2の排出量を32%も削減することが出来ます。

大きな問題となっている温暖化への取り組みが生活の中で無理なく自然に出来るというのは非常に画期的なシステムです。

日本ガス協会が勧めているガス空調とは

空調

室内の温度を快適に保つ空調の主流は電気を使用するエアコンです。

しかしエアコンは多くのCO2を排出し、電気を大量消費して電気代も高くなるのであまり積極的に使いたいものではありません。

そこで日本ガス協会は環境にもお財布にも優しいガス空調というものを提案しています。

ガスヒートポンプエアコンとは

ガスヒートポンプ(GHP)という言葉はガスの契約をした時に見かけた事があるかもしれません。

GHPとは効率の良いガスエンジンを使った空調システムの事で、大幅な節電が見込めると言われています。

GHPの空調の仕組みは、物質が蒸発や液化する性質を使っています。

理科の授業のようなお話になってしまいますが、液体が蒸発する時と気体が液化する時には熱の移動が行われます。

液体が蒸発するときには周囲から熱を奪い、気体が液化する時には熱を発生しています。

これをガスの力で発生させることで冷房と暖房を行い、空調を整えるのがGHPの仕組みです。

同じヒートポンプ式の空調でも、電気式と比べるとガス式は消費電力が1/10になります。

ガスの使用量がその分かかることになりますが、それを考えても電気式よりもコストが削減出来ると言われています。

また、環境にも非常に優しい空調システムなので、温暖化対策をしながら快適に過ごせるシステムでもあります。

ナチュラルチラーとは

聞きなれない言葉ですが、簡単に言ってしまうとガスの力を使った新しい空調システムです。

水は蒸発する時に周囲から気化熱を奪いますが、これを利用して冷房を行うのがナチュラルチラーの主な働きです。

ナチュラルチラーは4つの空間で水を蒸発→吸収→再生→凝縮と繰り返すことで冷房してくれます。

家庭用のナチュラルチラーは臭化リチウムを使用したもので、食塩と似た性質を持っています。

環境に影響を与えるフロンを一切使用せずに冷暖房が行えるので、環境に優しい空調システムとして注目されています。

 

以上のように、今回は一般社団法人 日本ガス協会の活動や目標などを簡単にまとめさせていただきました。

日本ガス協会は私達が安心安全にガスを利用するために必要不可欠な存在と言っても過言ではないかもしれません。

これからも日本ガス協会からの発表を注視しましょう。