都市ガス料金について

ガス会社の乗り換えを検討しているあなたへ!ガス料金の全国平均を調べました!

ガス料金

都市ガスとプロパンガスで大きく異るガス料金

現在の日本では、都市ガスが利用出来るエリアが限られていることから、都市ガスエリア外ではプロパンガス会社と契約する必要があり、これらはガス料金に大きな違いがあります。

プロパンガスは都市ガスよりもガス料金が高いという事実があります。

公共料金だから安い都市ガス

東京ガスや大阪ガス、東邦ガス、西部ガスなど都市ガスを供給しているガス会社は国によりガス料金が決められているため、公共料金の一種となることから比較的安価な料金でガスを利用することが出来ます。

都市ガスの基本料金は平均1,000円前後であり、単価は300円前後となります。

ガスの使用量により基本料金と単価に違いが生じますが、それでも公共料金ですのでプロパンガスと比べてガス料金は安くなります。

自由に価格が決められるプロパンガス

都市ガスは公共料金ですが、同じガスでもプロパンガスの場合は各社で自由に価格を決めることが出来るため、どうしても全体的なガス料金が割高になります。

少々ニュアンスが異なりますが、病院にも「保険診療」と「自由診療」があり、後者は自由に診療料金を決められることから、高い病院と比較的安い病院があります。

ガス料金もこれと同じです。

「競合することで都市ガスよりも安くなるのでは?」とお思いかもしれませんが、エリア毎に概ねの相場が設定されていることから、極端に安くなることはありません。

ガス料金の全国平均は?

全国平均

家族の人数によりガス使用量に違いが出てきますが、日本では一世帯4人が最も多く、その場合の1ヶ月におけるガス料金の平均は8,000~10,000円程度と言われています。

これはあくまでも一般家庭の平均であり、飲食店などガスを多く使用する場合には、当然平均よりも多くなります。

そして都市ガスとプロパンガスとで、ガス料金の全国平均も異なります。

都市ガスの全国平均

先述していますが、都市ガスはプロパンガスよりも安価で使用出来るため、当然全国平均はプロパンガスよりも安くなります。

4人家族の平均使用量は1ヶ月20㎥であるため、「基本料金(1,000円)+単価(150円)×20」で4,000円になります。

先程、ガス料金の平均は8,000~10,000円程度と書かせていただきましたが、20㎥で4,000円という結果から「平均が高過ぎないか?」と疑問に感じるかと思います。

これは夏場は少なく冬場は多いというガス使用量に違いがあること、そしてもう一つがプロパンガスの存在です。

プロパンガスの全国平均

プロパンガスは基本料金も単価も都市ガスと比較して高く設定されているため、全国平均も必然的に高くなります。

プロパンガスの全国平均は、基本料金1,890円、単価523円であることから、同じ20㎥の使用で、12,350円にもなります。

都市ガスの全国平均と比べて明らかに高くなることがわかります。

地域毎に異なるプロパンガス料金の平均

日本の地域

プロパンガスの料金は、地域によって平均が大きく異なり、また季節によりガス使用量に違いがあります。

ここでは地域毎に異なるプロパンガス料金の平均をご紹介していきます。

関東地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,620円 491円 5.9㎥ 4,517円
冬期 1,620円 491円 12.4㎥ 7,718円
平均 1,620円 491円 9.2㎥ 6,137円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,620円 491円 8.8㎥ 5,967円
冬期 1,620円 491円 18.7㎥ 10,858円
平均 1,620円 491円 13.7㎥ 8,347円

 

北海道地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,949円 696円 2.4㎥ 3,619円
冬期 1,949円 696円 4.0㎥ 4,733円
平均 1,949円 696円 3.2㎥ 4,176円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,949円 696円 3.6㎥ 4,455円
冬期 1,949円 696円 6.0㎥ 6,125円
平均 1,949円 696円 4.8㎥ 5,290円

 

東北地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,710円 590円 3.3㎥ 3,657円
冬期 1,710円 590円 8.1㎥ 6,489円
平均 1,710円 590円 5.7㎥ 5,073円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,710円 590円 4.9㎥ 4,601円
冬期 1,710円 590円 12.2㎥ 8,908円
平均 1,710円 590円 8.6㎥ 6,784円

 

甲信越地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,719円 529円 4.4㎥ 4,047円
冬期 1,719円 529円 9.2㎥ 6,586円
平均 1,719円 529円 6.8㎥ 5,316円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,719円 529円 6.6㎥ 5,210円
冬期 1,719円 529円 13.9㎥ 9,072円
平均 1,719円 529円 10.2㎥ 7,715円

 

東海地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,671円 493円 5.6㎥ 4,432円
冬期 1,671円 493円 11.2㎥ 7,193円
平均 1,671円 493円 8.4㎥ 5,812円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,671円 493円 8.4㎥ 5,812円
冬期 1,671円 493円 16.9㎥ 10,003円
平均 1,671円 493円 12.7㎥ 7,932円

 

北陸地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,749円 558円 4.3㎥ 4,148円
冬期 1,749円 558円 9.2㎥ 6,883円
平均 1,749円 558円 6.7㎥ 5,488円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,620円 558円 6.5㎥ 5,379円
冬期 1,620円 558円 13.7㎥ 10,858円
平均 1,620円 558円 10.1㎥ 8,347円

 

近畿地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,714円 501円 5.5㎥ 4,470円
冬期 1,714円 501円 11.9㎥ 7,676円
平均 1,714円 501円 8.7㎥ 6,073円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,714円 501円 8.2㎥ 5,822円
冬期 1,714円 501円 17.8㎥ 10,632円
平均 1,714円 501円 13.0㎥ 8,227円

 

中国地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,801円 552円 4.4㎥ 4,230円
冬期 1,801円 552円 9.2㎥ 6,879円
平均 1,801円 552円 6.8㎥ 5,555円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,801円 552円 6.6㎥ 5,444円
冬期 1,801円 552円 13.9㎥ 9,474円
平均 1,801円 552円 10.2㎥ 7,431円

 

四国地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,694円 516円 4.4㎥ 3,964円
冬期 1,694円 516円 9.2㎥ 6,441円
平均 1,694円 516円 6.8㎥ 5,502円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,694円 516円 6.6㎥ 5,100円
冬期 1,694円 516円 13.9㎥ 8,866円
平均 1,694円 516円 10.2㎥ 6,957円

 

九州地方のプロパンガス料金

【2人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,663円 535円 3.7㎥ 3,643円
冬期 1,663円 535円 8.5㎥ 6,211円
平均 1,663円 535円 6.1㎥ 4,897円

【3人暮らし】

時期 基本料金 単価 使用量 請求額
夏期 1,663円 535円 5.5㎥ 4,606円
冬期 1,663円 535円 12.8㎥ 8,511円
平均 1,663円 535円 9.2㎥ 6,585円

引用:https://www.propane-npo.com/

平均と適正価格は違う

上記の全国平均を確認してみますと、全体的に都市ガスよりも遥かに高いガス料金に設定されていることがよくわかります。

しかしここで注意点として、上記はあくまでも平均であり、適正価格とは異なることを知っておく必要があります。

適正価格におきましても各エリアにより違いがありますが、基本料金は1,600円前後、単価は350円前後となります。

全国平均の単価は最も高いところで696円、安くとも491円となっていることから、適正価格よりも高く設定されているのです。

平均よりもガス料金を安くする方法

安くする方法

少しでも平均よりもガス料金を安くしたい場合、都市ガスへの切り替えが出来るのであればそれに越したことはありませんが、都市ガス供給エリア外ではそれが出来ません。

もしプロパンガスを利用していて都市ガスへの切り替えが出来ない場合には、プロパンガス会社の乗り換えという方法があります。

適正価格で供給しているプロパンガス会社へ切り替えることで、お得にガスのある生活を送ることが出来るようになります。

ただしアパートやマンションなど、集合住宅ではオーナーの承諾を得る必要があるため、事前に必ず相談するようにしてください。

都市ガスを安くする方法

2017年4月から開始されるガス自由化により、消費者が自由に都市ガス会社を選ぶことが出来るようになります。

これによって、今のガス料金よりも大幅に割安になることがあります。

ガス料金だけではなく、その他付帯サービスの提供も考えられることから、少しでも都市ガスを安くしたい場合には是非ガス会社の切り替えを検討してみてください。

私達が不自由なく日々の生活を送るためにガスは必要不可欠です。

ここでご紹介したガス料金の全国平均を目安にして、少しでも安くガスを使用出来る方法を考えてみてください。

またガス会社の乗り換えや切り替えだけを検討するのではなく、各ご家庭でガスを節約するという努力も大切です。

ガス料金は早収料金で支払わなければ毎月120円以上も損?!その仕組みとは?

早収料金

ガスの早収料金とは

ガスには早収料金と遅収料金の2つがあり、その名の通り「早くガス代を収めた時の料金」「遅くガス代を収めた時の料金」という意味です。

当たり前のことですが、早収料金の方がガス料金が安くなることは言うまでもありません。

早収料金の支払期限

各ガス会社により多少の違いがありますが、一般的には検針日から20日以内の支払いをすることで適用されるのがこの早収料金となります。

例えば5日に検針が行われた場合、その月の25日までに支払えば早収料金となり、負担が軽減されます。

遅収料金の支払期限

こちらも早収料金と同様に、各ガス会社で違いがありますが、早収料金の期限から30日以内が一般的です。

つまり検針日から20日以上50日以内の約30日間に支払いをした場合に適用されます。

早収料金なら3%お得になる

早収料金の支払期限内にガス料金の支払いを完了させてしまえば、遅収料金と比べて3%お得になります。

逆に言えば、遅収料金が適用する期間に支払いをすると、3%を余計に支払わなければいけないことになります。

例えばガス料金が8,000円だった場合、早収料金なら8,000円のみで済みますが、遅収料金では8,240円になるということです。

たったの240円と思われるかもしれませんが、1年間に換算すると2,880円も余計な負担を強いられていることになるのです。

もし少しでもガス料金を節約したいとお考えでしたら、早収料金の支払期限内に支払いを済ませてしまいましょう。

遅収料金の支払い方法

支払い方法

早収料金の適用で負担が軽減されることは理解出来たと思いますが、遅収料金になった際の3%はその月に支払いをするワケではありません。

つまり遅収料金の期限内でも、早収料金のみの支払いとなります。

翌月の請求額に加算

遅収料金は翌月の請求額に加算されるため、翌月の早収料金がその分高くなります。

早収料金と前回の遅収料金(3%)を足した金額が、その月の請求額になるため、再度遅収料金が適用されると、前回の3%分大きな負担がかかります。

毎月繰り返し遅収料金で支払いを続けているのはかなりの損になるのでご注意ください。

免除は出来ません

余計な遅収料金を支払いたくないと思ってガス会社に相談したとしても、遅収料金が免除されることはありません。

これはガス会社からしてみれば一つの収入源であり、少しでも早く支払っていれば加算されることの無い料金であるため仕方ありません。

生活が苦しく少しでも負担を和らげたいという気持ちは理解出来ますが、ガス料金の仕組み上そのルールには従わなければいけないのです。

早収料金と遅収料金が設定されている理由

理由

どうしてわざわざ早収料金と遅収料金が設定されているのか気になるところですが、その理由は簡単で「少しでも早くガス料金を支払ってもらいたいから」です。

早収料金と言いましてもガス料金がお得になることはありませんが、損をすることもありません。

それとは逆に遅収料金には3%という負担があることから、損しかありません

このことからガス会社としては、早収料金の期限内に支払えばメリットがありますよ!っということを消費者に伝えたいワケです。

ガス会社もビジネスとしてガスの供給を行っていますので、支払いをしてもらわなければ会社が倒産してしまいます。

少しでもそのリスクを無くすために、早収料金を設定し消費者へ支払いを促しています。

毎月遅収料金で支払うのは、支払う必要の無いお金をガス会社へ支払っているのと同じだということを認識してください。

遅収料金はガス停止のリスクを伝える手段

遅収料金が適用される期限である検針日から20日が経過したとしても、ガスが停止されることはありません。

言うならば、遅収料金は「これ以上遅れるとガスの供給を停止しますよ」と消費者に伝えるための手段でもあります。

各ガス会社により多少の違いがありますが、ガスが停止されるのは遅収料金の最大期限である検針日から50日目であり、この猶予を超過することでいつガス停止されてもおかしくありません

ガスの供給が停止してしまうと、温かいお湯でお風呂やシャワーを使うことが出来なくなりますし、ガスコンロが使えないのですから料理も出来ません。

寒い冬場にガスが使えないのは、まさに致命的と言っても過言ではありません。

どんなに不便な生活になろうと、遅収料金を支払わない消費者には甘くは無く、予告しているガス停止日を迎えれば容赦なく供給を停止します。

そのリスクを無くすためにも、またガス料金で損をしないためにも、遅収料金ではなく早収料金の期限内に支払いを済ませるようにしましょう。

確実に早収料金で支払いを済ませる方法

支払い

ガス会社ではいくつかの支払い方法が用意されており、確実に早収料金で支払いを済ませるのに適しているのは口座振替です。

口座振替というのは、事前にガス料金を引き落とす金融機関の口座を登録しておき、毎月決められた日に自動的にガス料金が引き落としされる支払い方法です。

早収料金が適用される期限内に引き落としが行われるため、毎月損をすることなく確実に支払いをすることが出来ます。

また東京ガスなど一部のガス会社では、口座振替に設定することで「月間割引」が適用され、ガス料金から数十円(東京ガスは54円)程度割引されます。

割引額は少ないですが、塵も積もれば山となるで、長期的に見ればかなり節約に繋がります。

遅収料金になることなく、ガス停止のリスクも無く、さらに月間割引も適用される口座振替は、最もオススメな支払い方法と言えます。

払込票とクレジットカード支払いについて

口座振替の他にも、払込票やクレジットカード支払いなどがありますが、これらにはいくつかのデメリットがあります。

払込票の場合、自分の好きなタイミングで支払いが出来るというメリットがありますが、支払いを忘れてしまうリスクがあります。

気が付いたら遅収料金が適用されていた!なんてこともありえますし、最悪の場合、ガスの供給が停止するまで気が付かないこともあります。

ガス停止前には「停止通告」が送られてくるため、よほどのことがない限り気が付かないなんてことはありませんが、それでもガス停止のリスクは0ではありません。

またクレジットカード支払いでしたら口座振替のように確実に早収料金で支払うことが出来ますが、「月間割引」が適用されません

クレジットカード会社の方でポイントが加算されれば良いですが、そうでない場合には口座振替の方がお得になります。

ガス自由化で早収料金の考え方に変化が!?

変化

2017年4月からガス会社を自由に選ぶことが出来る「ガス自由化」が始まりますが、この制度が本格的になるとガスの早収料金の考え方に変化が現れる可能性があります。

ガスが自由化されることで、消費者の意思でガス会社を選べるため、必然的にガス料金がお得になるガス会社を優先的に選ぶようになります。

ガス会社も自社を選んで欲しいということから、様々な料金戦略を立ててきます。

そこで変化が現れてくるのが早収料金であり、これまで「得はしないけど損もしない」だったのが「お得になる」という考え方になるかもしれません。

早期に支払うことでガス料金の割引

つまり早収料金の期限内にガス料金を支払うことで、通常のガス料金から割引を受けられるということです。

例えばガス料金が5,000円だった場合、早収料金なら4,500円、早収料金の期限を超えると通常の5,000円、さらに遅収料金になると5,500円といったような感じです。

この例えは少々極端かもしれませんが、早収料金のお得さをアピールするため、思い切ったガス料金の仕組みを提示してくる可能性は十分に考えられます。

今後、ガス会社がどのような料金戦略を立ててくるのか注目しましょう。

 

今回はガスの早収料金の概要、及び遅収料金に関することを詳しくご説明させていただきました。

ガス料金で損をしないためにも、早収料金の期限内に支払いを済ませることが大切です。

少しでも節約することを目的としているのでしたら、早めの支払いを心掛けるようにしてください。

都市ガスの基本料金決定の仕組みは6パターン!

都市ガス

都市ガスの基本料金とは

電気や携帯電話、インターネット回線などと同様に、都市ガスも毎月支払わなければいけない基本料金が設定されています。

この基本料金というのは、たとえガスを使用しなかったとしても必ず支払う必要のある料金です。

でもどうして基本料金を支払わなければいけないのでしょうか?

検針の人件費

あらゆることをコンピュータで一括管理出来るようになった現代ですが、ガスに関しては各ご家庭に設置されているガスメーターを見てガス使用量を確認する必要があります。

この際、各都市ガス会社の検針員が毎月1回ガスメーターの検針をするのですが、当然のことながら検針員という人件費がかかってきます。

都市ガスを供給しているを一軒一軒回らなければいけませんので、人件費もかさばります。

この人件費が基本料金に含まれているのです。

安全確保のためのメンテナンス

少しのトラブルが重大な事故を引き起こしてしまう可能性のあるガスだからこそ、日頃からのメンテナンスが非常に重要となります。

都市ガスが安全に各ご家庭に供給されているかは、遠隔でも確認出来るシステムが確立していますが、ガス会社による定期的なメンテナンス、そして法定検査などでは人の目による確認をしなければいけません。

この安全確保のためのメンテナンス費用も基本料金の一部が使われています

私達が安心安全に都市ガスを利用し続けるために、基本料金は必要不可欠なものだと認識しておきましょう。

都市ガスの基本料金の仕組みと決定方法について

料金

基本料金がどのような用途に使われているのかを理解したところで、その基本料金の仕組みと、料金決定の方法についてご説明します。

「お隣さんの基本料金は1,000円を切っているのに、我が家は1,000円以上もする」など、都市ガスの基本料金に疑問を感じたことがある方も多いかと思います。

また「先月と今月の基本料金が違う!?これってどういうこと?」と、送られてくる検針票を見て、基本料金の違いに疑問を感じたことってありませんか?

実はこれには都市ガスの基本料金に独自の仕組みと決定方法があるからなのです。

ガス使用量による基本料金の違い

最初に知っておきたいこととしまして、都市ガスの基本料金というのは、ガス使用量によって段階的に変わってくるということです。

簡単に言ってしまえば、ガス使用量が少なければ少ないほど基本料金は安くなり、逆にたくさんのガスを使用することで高くなります。

これが同じエリアでも各ご家庭によって基本料金が異なる理由であり、さらに毎月のガス使用量に大きな変化があった場合にも、当然その都度基本料金が変わってきます。

段階別基本料金の一例

ガス使用量に応じて段階的に基本料金が変わってくると言いましても、各都市ガス会社により設定が異なります。

ただし段階的に基本料金が変わるという仕組みについては各社同じです。

それではその一例として東京ガスにおける基本料金の仕組みと決定方法を挙げてみます。

東京ガスの一般契約料金

料金表 1ヶ月のガスご使用量 基本料金
A表 0㎥から20㎥まで 745.20円
B表 20㎥をこえ80㎥まで 1,036.80円
C表 80㎥をこえ200㎥まで 1,209.60円
D表 200㎥をこえ500㎥まで 1,857.60円
E表 500㎥をこえ800㎥まで 6,177.60円
F表 800㎥をこえる場合 12,225.6円

上の表を見ての通り、A表はガス使用量が0㎥だったとしても、基本料金として745.20円を支払わなければいけないことがわかります。

平均的な都市ガスの使用量は、一般家庭で20㎥前後ですので、安くて745.20円、高くても1,036.80円で収まります。

またガスの使用量というのは、季節によっても違いが出て来るもので、夏場は15㎥前後、冬場は28㎥程度が一般家庭の平均使用量となります。

このことから、夏と冬で基本料金が異なるというのが一般的です。

C表以上の基本料金は企業や工場など、相当量のガスを使用する施設が殆どですので、数人の一般家庭で適用されることはまずありません。

基本料金が高くなればガス単価は安くなる

東京ガスに限らず全ての都市ガス会社に共通していることですが、基本料金が高くなればなるほど、ガス単価は逆に安くなります。

例えば東京ガスでは基本料金A表が適用された場合、ガス単価は142.66円ですが、B表では128.08円と、14.58円の違いがあります。

とは言いましても、基本料金の差が数百円単位と大きいため、ガスをたくさん使用すればそれだけお得になるというワケではありませんのでご注意ください。

あくまでもガス単価が多少安くなるだけで、トータル的に考えるとやはり支払金額は大きくなります。

都市ガスとプロパンガスの基本料金比較

プロパンガス

「我が家ではたくさんのガスを使用するから基本料金を考えてプロパンガスに乗り換えした方が良いのか?」と都市ガスからプロパンガスへの乗り換えを考える方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。

都市ガスとプロパンガスとでは、基本料金が大きく異なりますし、ガス単価も全然違います。

一般的なプロパンガス会社が設定している基本料金は、平均して2,000円程度で、ガス単価は300~500円ほどが相場です。

つまり毎月のガス料金は、概ね倍になると思って間違いありません。

ですので、都市ガスの供給エリアでしたら、どんなにガス使用量が多かったとしても、わざわざプロパンガスへ乗り換えする料金的なメリットはありません。

プロパンガスが高い理由

都市ガスと比較してプロパンガスが高い理由として、やはり各ご家庭の敷地内に専用のガスボンベを設置する必要があるからです。

ガスボンベがガス容量が決められているため、定期的にガスボンベを交換する必要があります。

さらに都市ガスのように遠隔による安全性のチェックが不可能なため、どうしても各ご家庭を周り、メンテナンスをする必要がありますし、もちろん検針もしなければいけません。

またプロパンガスの料金というのは、各社自由に決められるのですが、ガス会社同士の価格競争が行われていないという事実があります。

このことから、プロパンガスは都市ガスと比べてトータル料金が高く設定されているのです。

ガス自由化で変わる都市ガスの料金体制

料金体制

今年の電力自由化に次いで、2017年4月からガスの自由化が始まり、これによって都市ガスの料金体制に大きな変化が現れるだろうと予想されています。

ガス自由化というのは、消費者が契約するガス会社を自由に選べることになる制度であり、これから新規に参入するガス会社が続々と増えてくるかと思います。

各社では少しでも多くのご家庭へガス供給を行いたいため、料金を下げたり付加サービスをつけたりなど、様々な「ウリ」を提供してくることでしょう。

基本料金のみの定額制

これまではガスを使用すればするほどトータル的なガス料金が増えていくのが普通でしたが、ガス自由化が始まることにより、基本料金のみを支払う定額制のサービスが提供されるだろうと言われています。

つまり携帯電話などにもある「定額制プラン」のことであり、どれだけガスを使っても基本料金を超えることが無くなるのです。

または、モバイル通信で「○ギガプラン」といったネット接続が可能な容量が制限されるプランのように、ガスでも「20㎥までコミコミ1,500円!」「50㎥まで定額2,000円!」などと言った制限アリの定額プランも検討されているようです。

基本料金の大幅値下げ

基本料金の仕組みは従来のままで、基本料金を全体的に値下げするといったことも考えられます。

むしろ殆どのガス会社は、この方法で顧客獲得を狙ってくることでしょう。

どちらにせよ、私達消費者にとってガス自由化は、願ったり叶ったりの制度と言っても過言ではありません。

 

今回は、都市ガスの基本料金について色々と書いていきましたが、その仕組みをご理解いただけましたでしょうか?

ここでご紹介した基本料金の仕組み以外にも、現在では各社様々なプランを取り扱っています。

最適なプランを選んでガス料金を安くし、また限りある資源でもあるガスですから、節約は常に心掛けておくことが大切です。

節約を始めるなら、4人暮らしの都道府県別ガス代平均をまずはチェック!!

4人暮らし

4人暮らしのガス代全国平均

近年実施された総務省統計局による家計調査から、4人暮らしのガス代平均は1ヶ月あたり6,015円と発表されました。

この数字は、都市ガスとプロパンガスなどで分けられてはおらず、ガス一括りで計算されたものですので、大きく上回っているご家庭もあれば、平均よりも少ないご家庭もあるかと思います。

ちなみに2人暮らしですと平均4,858円で、3人暮らしで平均5,888円となります。

2人暮らしと3人暮らしの差が1,030円、3人暮らしと4人暮らしの差は127円になることから、単純に比例しているワケでは無いことがわかります。

それでも世帯数が増えればガス代も高くなることに間違いはありません。

ガス代の差はお風呂やシャワーの使用量

2人暮らしでも4人暮らしでも、1日に料理をする回数は似たようなもので、多少作る料理の量が増えたとしてもガス代にそれほど大きな影響は与えません。

しかしお風呂やシャワーに関しては、世帯数が増えることで使用量も増えますので、その分がガス代に影響してきます。

とは言いましても、時間を空けずに順次お風呂に入れば追い焚きを使う必要は無いのでガス代は最初のお湯を沸かす時のみとなります。

先程、3人暮らしと4人暮らしのガス代の差は127円と書かせていただきましたが、これは主にシャワーの使用量によるものと考えられます。

つまり世帯全員が毎回シャワーをしていたり、時間を置いてその都度追い焚きをすると、127円という差はさらに広がることになります。

都道府県別ガス代平均

都道府県別

各都道府県によってガスの使用量に違いがあり、大都市だからと言ってガス代平均が高くなったり、地方だから安くなるようなことはありません。

その理由は、都道府県毎に基本料金や単価に違いがあること、また季節によりガス使用量が異なるということが挙げられます。

では実際に各都道府県では、どの程度のガス代平均になるのか調べてみました。

近年発表された情報を元にランキング形式でご紹介します。

第1位 沖縄県 8,551円
第2位 富山県 8,528円
第3位 佐賀県 8,457円
第4位 山口県 8,105円
第5位 愛媛県 7,954円
第6位 高知県 7,954円
第7位 徳島県 7,921円
第8位 香川県 7,876円
第9位 島根県 7,709円
第10位 青森県 7,705円
第11位 宮崎県 7,551円
第12位 鹿児島県 7,537円
第13位 岡山県 7,450円
第14位 石川県 7,269円
第15位 福井県 7,220円
第16位 広島県 7,193円
第17位 長崎県 7,155円
第18位 福岡県 7,155円
第19位 熊本県 7,155円
第20位 山形県 7,068円
第21位 鳥取県 7,038円
第22位 静岡県 6,926円
第23位 大分県 6,826円
第24位 北海道 6,713円
第25位 福島県 6,301円
第26位 茨城県 6,298円
第27位 三重県 6,028円
第28位 岐阜県 6,028円
第29位 愛知県 6,028円
第30位 秋田県 5,947円
第31位 宮城県 5,816円
第32位 岩手県 5,703円
第33位 京都府 5,356円
第34位 大阪府 5,356円
第35位 兵庫県 5,356円
第36位 奈良県 5,356円
第37位 和歌山県 5,356円
第38位 滋賀県 5,188円
第39位 栃木県 4,976円
第40位 埼玉県 4,976円
第41位 千葉県 4,976円
第42位 東京都 4,976円
第43位 神奈川県 4,976円
第44位 山梨県 4,710円
第45位 長野県 4,542円
第46位 群馬県 4,542円
第47位 新潟県 4,317円

上記ランキングは、あくまでも「都市ガス」利用者の平均であり、プロパンガス世帯は含まれていません

プロパンガスというのは、都市ガスよりも高額になるため、上記ガス代の1.5倍~2倍程度が平均となります。

プロパンガスの全国平均

プロパンガス

都市ガスの供給エリアでしたら、ガス代を安くすることができ助かりますが、ガス管が通っていないエリアでガスを利用するためには、ガス代は高くなりますがプロパンガスを利用するしかありません。

残念ながら、まだまだ都市ガスがカバーし切れていないエリアは多いのが現状です。

そこでプロパンガスを利用している世帯の全国平均はどの程度なのか調べてみました。

全国平均は13,285円

プロパンガスの全国平均は13,285円であるため、都市ガスと比較して明らかに高いことがわかります。

都市ガスで最も高いのは沖縄県ですが、それでも8,551円ですので、4,734円もの差があります。

プロパンガスのガス代平均で最も高いところが北海道で16,686円となり、一番安くても神奈川県の11,978円となります。

都市ガスと大きな差がある理由

プロパンガスの価格には、多少なりとも地域差があるのですが、それでも全体的にはプロパンガスの方が圧倒的に高くなっています。

そこでどうしてプロパンガスと都市ガスには大きな差があるのか気になるところかと思います。

プロパンガスが高い価格設定にしている大きな理由として、全国どこのエリアでも価格競争が行われていないことが挙げられます。

昔からプロパンガスは自由化されているのにも関わらず、業者間での価格競争が起きていない理由は、顧客を独占してはいけないという暗黙のルールがあるからです。

同じエリア内で営業しているプロパンガス会社同士で、ガスを供給する世帯をある程度決めているため、わざわざ低価格で販売する必要が無いワケです。

また、「これ以上は下げてはいけない相場」もプロパンガス会社同士で決めているのです。

それでも都市ガスの自由化が始まる2017年には、都市ガスに乗り換えられるのを防ぐため、プロパンガス会社でも価格競争や充実したサービスの提供などが始まると予測されています

4人暮らしのガス代を節約する方法

4人暮らし

都市ガスにしろプロパンガスにしろ、平均を大きく下回る低料金にガス代を節約したいと考えるのは当然のことです。

特にプロパンガスは単価が高いため、ちょっと工夫することで大幅なガス代節約に繋がります。

そこで4人暮らしのガス代を節約する方法をお教えしましょう。

もちろん3人暮らしなどの方たちにとっても、使える方法です。

給湯の使用頻度を減らす

ガスは調理やお風呂、ガスファンヒーターなどで主に使われますが、家庭内で最も多くのガスを使っているのが給湯です。

お風呂に入るために欠かすことの出来ない給湯ですが、4人家族ということでその都度給湯器を作動させていたらガス代は上昇するばかりです。

少しでも給湯器の使用頻度を減らすためには、家族全員のお風呂に入る時間を集中させることです。

そしてシャワーの時間は短くし、なるべくお風呂のお湯を使うようにしてください。

またお風呂が冷めてしまわないよう、誰も入っていない時には常にフタをして暖かさを逃がさないようにすることが大切です。

お湯の温度を下げる

お湯の温度を上げれば上げるほどガスの消費量が増え、結果的にガス代が高くなりますので、設定温度を下げて使うようにしましょう。

たった1度の違いでもガス代の節約に繋がりますので、例えば暑い夏場には温度を大きく低くし、冬場は少しだけ温度を下げるなどの調整をしてみてください。

1ヶ月単位ではそこまで節約を実感出来ないかもしれませんが、1年単位では数百円、数千円の節約になることもあります。

料理は作り置きしておく

1日3食、出来たての美味しい食事をとりたい気持ちはよくわかりますが、その都度ガスを使って料理をしていたらガス代が高くなってしまいます。

まして4人家族では、それぞれが食べる時に料理をしたり、ガスで温めたりするとなると、ガス代は跳ね上がります。

ですので、料理は出来る限り作り置きすることをオススメします。

1度の料理で数日分作り、それを冷蔵庫や冷凍庫に保存し、食べる時には電子レンジで温めれば良いだけです。

特にガス代の高いプロパンガスの場合は、ガスで温めるよりも電子レンジを使った方が節約になります。

 

今回は、4人暮らしのガス代全国平均と都道府県別のガス代平均をご紹介しました。

ガス代の平均をチェックし「私の家はガス代がかかり過ぎている!」と思ったら、是非ここでご紹介した節約方法を実践してみてください。

少し気にかけるだけで、ガス代の大きな節約になるハズです。

なぜ都市ガスは安いのか?そしてガス自由化でプロパンガスも安くなる!

ガス会社

都市ガスとプロパンガスの料金比較

まず最初に、プロパンガスと比べて都市ガスがどの程度安いのかを比較してみます。

実際に比較してみますと、驚くほどの違いがあることを再認識されると思います。

都市ガスの料金

都市ガスと言いましても、日本全国にたくさんの会社があり、大手と呼ばれているのが東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガスで、他にも全部で200社以上あります。

各都市ガス会社により料金設定に多少の違いがありますが、平均的な基本料金は900円程度で単価は200~300円程度です。

例えば1ヶ月に20㎥のガスを使用したとしますと、「900円(基本料金)+200円(単価)×20㎥」で、4,900円になり、単価が300円でも6,900円です。

プロパンガスの料金

では次にプロパンガスについてですが、都市ガス会社よりも日本全国に数多くあります。

各プロパンガス会社では自由に料金を設定することが出来るのですが、価格競争を避けるため、各地域で相場を決めていることが多いです。

あくまでも全国的な相場ですが、基本料金は2,000円程度、単価は400~500円程度です。

これを先程の計算式に当てはめてみますと、「2,000円(基本料金)+400円(単価)×20㎥」で、10,000円になり、単価が500円ですと12,000円にもなります。

このことから、都市ガスとプロパンガスとでは、ガス料金に2倍ほどの開きがあることがわかります。

都市ガスが安い理由は?

料金比較

上記「都市ガスとプロパンガスの料金比較」で、どれだけ都市ガスが安くガスを供給しているのかご理解いただけたかと思います。

しかし都市ガスが安いと言いましても、ガスの質が悪いというワケではありません。

成分こそ違いますが、どちらも同じようにガスエネルギーとして使用することが出来ます。

では都市ガスが何故安いのかを具体的にご説明していきます。

供給方法の違い

都市ガスというのは、地中に埋められているガス管を通じて各ご家庭へガスを供給しており、既にガス管がガス使用敷地内まで伸びていれば新たな設置工事は必要ありません

つまり配管工事を行わない限り、ガス供給に手間が必要無いワケです。

それとは反対にプロパンガスの場合は、ガスボンベを各ご家庭へ運搬する必要があり、さらにガスボンベには容量がありますので、空になると再度交換作業が発生します。

また定期的なメンテナンスも必要であることから、どうしてもマンパワーが必要となります。

都市ガスはセンターにて一括管理されているため、わざわざ各ご家庭にまで足を運ぶ必要が無いのです。

このことから人的な作業を多く必要とするプロパンガスは必然的に料金が高くなり、都市ガスは安くガスの供給が出来るのです。

価格競争の無いプロパンガス

都市ガスは国により料金が決められており、全ての都市ガス会社はほぼ同等の料金でガスを供給していますが、プロパンガスは各会社で自由に料金を決めることが出来ます。

そうなると、公共料金である都市ガスが安く供給しているのには納得出来ますが、自由に料金を決められるプロパンガスも価格競争によって安くなるのではないのか?と思ってしまうかもしれません。

確かに世の中にある様々な職種における同業者というのは、とにかく低料金にして差別化を図ろうとします。

しかしプロパンガス業界では、この価格競争が無いのです。

これは同じエリアで営業しているプロパンガス会社同士で暗黙のルールとなっており、「今以上に料金を下げるのは止めましょう」と意思が一致しているのです。

つまりプロパンガスにも相場はありますが、それはあくまでもプロパンガス会社が決めた相場であり、本来の適正価格とは異なります。

このように相場を崩さず、高いガス料金の水準をプロパンガス会社同士、水面下で維持していることから、都市ガスよりも高くなるワケです。

設備費用の無い都市ガス

都市ガスの場合、既に設備が整っていることから、新たに費用が発生することはありませんが、プロパンガスではガスボンベだけではなく、ガスメーターなどの設備費用が必要です。

この設備費用、契約当初に支払う必要は無く、プロパンガス会社が負担してくれます。

プロパンガス会社が本当に全て負担してくれるのであれば、非常に助かるのですが、実際にはそういうワケではありません。

プロパンガスの設備費用というのは、10万円単位と高額になるため、それを全世帯プロパンガス会社が負担していたら、収益からどんどん削らなければいけなくなります。

そこで少しづつ利用者から回収をしているのです。

多くの場合、毎月のガス料金の中に設備費用を含めているため、結果的に支払い金額が高くなります。

これが都市ガスとプロパンガスの料金に差を生じさせている理由の一つです。

都市ガスとプロパンガスの料金の今後

ガス料金

今世間では、電力自由化が注目を集めていますが、今後都市ガスに関しても自由化が始まり、消費者は自由に好きなガス会社を選ぶことが出来るようになります

このガス自由化が、都市ガスとプロパンガスの今後のガス料金に影響を与えると予想されています。

ではガス料金にどのような影響が出てくるのかご説明していきましょう。

都市ガスの価格競争によりさらにガス料金が安くなる

ガスを利用する消費者にとって最も嬉しいのが、ガスの自由化で都市ガスの料金が安くなるということです。

これまでの都市ガスは、ほぼ一律のガス料金でしたが、自由化後は各社で料金設定が出来るようになり、必然的に価格競争が発生します。

さらに、ガス料金だけではなく、様々な魅力的なオプションの提供が始まり、これらをセットで契約することでトータル的な支払額が割引されることも考えられます。

私達は、最も低料金で、尚且つ魅力的なオプションのある都市ガス会社を見つけ、現在契約している都市ガス会社から乗り換えをすることになるでしょう。

このようにガス自由化は、都市ガス利用者にとって、待ちに待った制度だと言えます。

プロパンガスも自由化の波を受ける可能性がある

検討

全ての世帯が対象となるワケではありませんが、一部のプロパンガス利用者は、ガス料金が安くなる可能性があります。

対象となりえるのは、都市ガスの供給エリア内、もしくは近くまでガス管が通っていて、少しの工事で都市ガスを利用出来る世帯です。

プロパンガスから都市ガスに切り替えることでガス料金は大幅に安くなります。

 

ガス自由化により、各都市ガス会社では積極的なセールスを行い、供給可能なエリア周辺に住んでいてプロパンガスを利用している世帯へは、都市ガスへの切り替えを推してくるでしょう。

その動きに待ったをかけるのが現在契約中のプロパンガス会社で、都市ガスに切り替えされないためにも、ガス料金を安く提供するようになります。

まさに願ったり叶ったりでありますが、都市ガス供給エリアから遠い場所の場合は、よほど希望世帯が増えない限りガス管を延ばすようなことはないと思います。

このことから、プロパンガス会社も都市ガスに切り替えられる心配が無いため、これまで通りの強気なガス料金を維持してくるでしょう。

 

都市部と地方でガス料金に大幅な違いが出てくると予想されているため、もしかしたら国が動いてくれる可能性もありますので、これからの動向に期待しましょう。

都市ガスは、ただ低料金でガスを利用出来るというメリットだけではなく、安定供給や大手の安心感など様々なメリットがあります。

ただ、都市ガスは災害からの復旧に弱かったり、ガス管を延ばす場合には高い費用がかかるというデメリットもあります。

都市ガスもプロパンガスも、それぞれメリット・デメリットがありますので、よく検討して切り替えや乗り換えを行うことが大切です。

ガス料金を滞納すると50日で供給停止に!滞納の注意点について

トラブル

各ガス会社別供給停止までの期限

各ガス会社が設定する供給停止までの期限を一覧にしてみました。

北海道ガス(株) 検針日翌日から50日前後
仙台市ガス局 検針日翌日から75日前後
東京ガス(株) 検針日翌日から50日前後
東彩ガス(株) 検針日から50日前後
長野都市ガス(株) 検針日翌日から50日前後
東邦ガス(株) 検針日翌日から60日前後
大阪ガス(株) 特に決まり無し
広島ガス(株) 検針日翌日から50日前後
四国ガス(株) 検針日翌日から50日前後
西部ガス(株) 検針日翌日から50日前後

このように、各ガス会社ではかなりの猶予に設定されていることがわかります。それでも最短で50日前後となっていることから、出来る限り早めに支払いを済ませてしまいましょう。

次に、ガスの供給が停止するまでの流れと期限についてみていきましょう。

ガス供給停止までの流れ

ガス料金の請求書に必ず記載されているのが支払期限日であり、この期限内に支払いを済ませる必要があるのですが、期限を過ぎてしまったとしても即日にガス供給が停止するというワケではありません。

実際にガスが停止するまでには、いくつかの流れがあります。

再請求書の送付

人によっては故意にしろ過失にしろ、どうしてもガス料金の支払いが期限までに出来なくなっている可能性も考えられますので、ガス会社では閉栓までの猶予が設けられています。期限を超過してしまったからと言って、その日のうちにガスが使えなくなるということはありませんのでご安心ください。

ガス会社により多少の違いがありますが、ガス料金の支払期限は検針日の翌日から30日前後となります。この初回の支払期限までに支払いを済ませていないと、再請求書という形で再度請求書が届きます。再請求書の支払期限は10~20日間程度で、初回の請求書よりも短く設定されています。

しかし、この2回目の支払期限までも超過してしまいますと、いよいよ、供給停止予告通知書が送られてきます。

供給停止予告通知書は最後の猶予

供給停止予告通知書が届いたとしても、あくまでも予告であるため、急にガス供給が停止することは無く、最後の猶予が設定されています。ただし、停止が間近に迫っていますので注意が必要です。

供給停止予告通知書に記載されている支払期限は1週間~10日前後で、「○月○日にガス供給を停止します」などと書かれています。この予告通り、指定された期日までに支払いを済ませなければ、記載の日付にガス供給が停止します。

ここで注意したいのが、供給停止予告通知書に記載の期限はガス供給が完全に停止する日付であるため、期限日に支払いをしたとしても行き違いで閉栓される可能性があります。ですので、どんなに遅くとも期限日の前日までに支払いを済ませるようにしましょう。

また、コンビニや銀行などガス会社以外の場所で支払いを済ませた場合には、その旨を電話で伝えることが大切です。もしかしたらガス会社が入金確認を取れておらず、供給停止が執行されてしまう可能性があります。

ガス料金滞納時の注意点

注意点

いくらインフラと言っても、ガス会社もビジネスとしてガス供給を行っているワケですから、ガス料金の滞納にはいくつかデメリットがあります。

もしガス料金を滞納してしまっている場合には、注意が必要です。

延滞料金の発生

世の中のビジネスにおいて支払日超過の場合には、必ず延滞料金や遅延損害金などが発生するものです。例えば消費者金融からお金を借りて、期限日までに決められた額を返済しなければ遅延損害金が発生しますし、ビデオレンタルの場合でも返却日を守らなければ延滞金が日々加算されていきます。

ガス料金もそれと同じで、期限超過により延滞料金を支払わなければいけません。一般的に検針日から40日以降に発生するケースが多く、年率約10%程度となります。日率で計算すると0.0274%で、1日毎に加算されていくことから、延滞期間が長ければ長いほど、その分支払い金額が大きくなっていきます。

期限を守っていれば支払わなくてもよいお金であり、言うならば損となることから、少しでも損をしたく無いのでしたらきちんと支払期限を守るようにしましょう。

閉栓は基本的に待ってもらえない

「最終期限を迎えたとしても、延滞料金を支払い続ければ閉栓を待ってもらえる。」という考え方は大きな間違いです。延滞料金は、期限を守らなかった際に発生するペナルティのようなもので、延滞料金をずっと支払い続ければ閉栓を待ってもらえるというワケではありません。

原則として「最終期限の超過でガス供給は停止する。」ということを頭に入れておいてください。ただし各ガス会社により対応が異なり、「特別な事情がある限り閉栓を猶予」「支払日を約束すれば数日の遅延は応相談」「原則不可」などがあります。

相談に一切応じてくれないところもありますのでご注意ください。

一部弁済を認めてもらえないことも

あまりにも長期間に渡ってガス料金を延滞していると、一部弁済をしただけではガス閉栓を待ってもらえないことがあります。特に既に閉栓してしまっている場合には注意が必要で、一括で滞納分全額を支払わなければ再開してもらうことが出来ないケースが殆どです。

よほどの事情があれば分割払いの対応をしてもらうことが出来るかもしれませんが、それを認めてもらえるのは非常に稀なケースと言っても過言ではありません。

大手の都市ガスでもこのような対応となりますので、地域密着型のプロパンガス会社では経営維持のためにさらに厳しい対応となるでしょう。

個人信用情報への影響は?

個人情報

ここまでは、ガス料金延滞によるガス会社の対応についてご説明してきましたが、延滞により個人信用情報機関のデータベースにその事実が記録されてしまうのでしょうか。

これから住宅ローンや自動車ローンの契約、クレジットカードのの作成などを考えている方にとって大きな悩みどころだと思います。

ガス会社はCICに非加盟

個人信用情報機関であるCICでは、金融事故が発生した際にその事実を記録しており、もし事故情報があると新たなローンを組んだり、クレジットカードを持つことが非常に困難となります。

しかしガス会社はCICに非加盟なため、ガス料金を滞納してしまったとしても事故情報として記録はされません。

つまりガス料金の延滞が原因となって、他の金融契約の審査においてマイナスになることはありませんのでご安心ください。

クレジットカード支払い時には要注意

ただし一つだけ例外があり、ガス料金をクレジットカード支払いに設定している場合です。ガス会社からの請求をクレジットカードで支払っていれば確かにガス料金の滞納になることはありませんが、クレジットカードにも返済期限があります。

このクレジットカードの返済期限を超過してしまうことで、当然のことながら金融事故として記録されます。多少の遅延でしたら寛大な対応をしてくれるカード会社もありますが、中には1日の遅延で信用情報に傷が付いてしまうこともありますので注意が必要です。

このようにガス料金に関しても、間接的に個人信用情報へ影響を与えることもあるのです。

債権回収会社の存在

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世の中には債権回収会社という債権を回収するための専門会社があり、悪質なガス料金延滞の場合にはガス会社も債権回収会社に依頼するケースがあります。

長引く滞納で債権回収会社へ依頼

全てのガス会社ではありませんが、多くの場合、ガス料金を長期間延滞している消費者に対して債権回収会社が代わって催促することがあります

よほど悪質で無ければ債権回収会社が動くこともありませんが、閉栓してから数ヶ月も放置しているとその可能性も十分に考えられますのでご注意ください。債権回収会社の中には、法律の範囲内で強引とも言える取り立てをしてくるところもあります。

裁判に発展することも

ガス会社が延滞者に対して裁判を起こすことは殆どありませんが、債権が債権回収会社に移行すると、裁判に発展することも考えられます。債権回収会社は依頼主であるガス会社の債権を回収するために全力で働くことから、裁判を起こすことも一つの手段なのです。

ガス料金を支払うことが出来ないからと言って、そのまま放置していたとしても何の解決にもなりませんし、当然踏み倒しなんて認められません。

どうしても支払えない場合には、まずはガス会社に相談し、出来る限り早めにガス料金の滞納分を支払うようにしましょう。