お得だけど注意点も!プロパンガス切り替え交換工事について

プロパンガス切り替え

プロパンガス切り替え交換工事とは

プロパンガス会社を切り替える際、それまで使用していたボンベやガスメーターなどは元のプロパンガス会社が引き取ることになるため、全て交換しなければいけません。

この交換作業のことをプロパンガス切り替え交換工事と言います。

都市ガスの配管工事とは異なり大掛かりな工事ではありませんので、早ければ30分程度、長くても1時間もあれば完了します。

切り替え交換工事費用

プロパンガス切り替え交換工事では、新しいプロパンガス会社がボンベ、ガスメーター、圧力調整器を利用者に貸し出す形になるので、費用はかかりません

また工事費についても無料となっていますので、初期費用として多額のお金を用意しておく必要はありません。

プロパンガス切り替え交換工事の具体的な内容

プロパンガス切り替え交換工事

プロパンガス切り替え交換工事がどういった工事なのかご理解いただいたところで、次にその具体的な内容についてです。

基本的には「ボンベの交換」「ガスメーターの交換」「圧力調整器の交換」が主な内容となります。

それでは一つづつご説明していきましょう。

ボンベの交換

そもそもガスボンベというのは、現在契約しているプロパンガス会社の所有物となりますので、きちんと全て撤去し、そのまま返却する必要があります。

これまで契約していたプロパンガス会社自ら撤去し、持ち帰ってもらえる場合もありますし、切り替えをした新しいプロパンガス会社の手により取り外し、指定された場所へ返却してくれる場合もあります。

どちらの方法にしましても、プロパンガスのボンベは取扱いが難しいため、利用者が何か作業しなければいけないということはありません。

ガスメーターの交換

ガスメーター、またはマイコンメーターと呼ばれる機器に関しても、ボンベと同じように全て撤去し返却することとなります。

このガスメーターというのはただ単にガスの使用量を記録しているだけではなく、安全機能としての役割も持っており、震度5以上の揺れを感知することでガスが自動的に遮断されます。

わざわざ人の手によって遮断する必要が無いため、震災時には非常に重宝する機器です。

それだけではなく、ガス漏れが発生した際や連続して長時間ガスの使用が確認された際も安全のため自動的に遮断します。

まさにプロパンガス使用で無くてはならない機器と言えるでしょう。

圧力調整器の交換

圧力調整器に関しても、他の機器と同様に撤去し返却する必要があります。

圧力調整器がどのような役割をしているのかと言いますと、ガスボンベのガスは非常に圧力が高いため、そのままでは家庭内でガスを使用することが出来ません。

この圧力調整器が働き、低い圧力に調整することでガスコンロなどの使用が可能になります。

他にもガスボンベの中のガスが無くなると予備のボンベへ自動的に切り替え、途切れることなく供給する役割も持ちます。

 

以上3つの機器を、プロパンガス切り替え交換工事で撤去し、新たに設置することになります。

プロパンガス切り替え交換工事が無料の理由

プロパンガス

一般的に、プロパンガス切り替え交換工事というのは、その工事にかかる費用をプロパンガス会社が全て負担してくれるケースが殆どとなります。

ただプロパンガス切り替え交換工事は決して安いものではなく、最低でも数万円~十数万円は必要であることから、どうして無料になるのか疑問に感じます。

そこでプロパンガス設備費用のカラクリをご説明します。

プロパンガス設置の習慣

プロパンガスの場合、住宅内への配管などプロパンガスの設備工事費用全てを無料で作業することが昔からの習慣となります。

つまり「無料でガスを使用出来る状態にしてあげるから、うちからガスを買ってくださいね」ということなのです。

長期間に渡ってプロパンガスを使用してもらい、毎月少しづつ設備費用を回収していました。

しかしプロパンガス会社を自由に選ぶことが出来るようになった平成8年のこと、消費者は簡単にプロパンガス会社を切り替えることが可能になったのです。

この自由化により、プロパンガス設置の習慣が切り崩されました。

現在では貸付契約が一般的

プロパンガスの配管工事をして、すぐに別のプロパンガス会社に切り替えをされてしまうと、設置費用を回収することが出来なくなります。

そこで最近では貸付契約が一般的となっており、リースと似たような形で毎月分割払いをしてもらうのです。

この貸付契約には「ガス料金の中に設備費用を含ませる」「ガス料金とは別にリース代金の支払い」と2種類があり、殆どのプロパンガス会社では前者を採用しています。

貸付契約期間内の別会社への切り替え

貸付契約期間内にその契約を解除して別のプロパンガス会社に切り替えをする場合には、設備費用の残額を支払う必要があります。

しかし必ずしも残額を支払わなければいけないワケではありません。

実は貸付契約をして5年ほど経過していることで、その残額(違約金)を新しいプロパンガス会社が肩代わりしてくれることがあるのです。

つまり、あまりにも貸付契約期間が短いと肩代わりが出来ないため、利用者が実費で支払わなければいけません。

その目安として5年と考えて良いかと思います。

プロパンガス切り替えの注意点

注意点

プロパンガス会社を上手に切り替えることで、確かにガス料金を安くすることは出来ますが、その際に注意するべきことがあります。

実際に切り替えようと検討している方は、是非参考にしてみてください。

売り込み価格に注意

プロパンガス会社は、一世帯でも多くの契約が欲しいことから、売り込み価格を非常に低く設定しセールスしてくることがあります。

契約当初は都市ガス並の低価格でガスの使用が可能になることもありますが、使い続けることで徐々にガス料金が上昇することがあります。

利用者に急な負担が発生しないよう単価を10円単位で上げていき、2~3年もすれば元のプロパンガス会社と同等、もしくはそれ以上になることだって考えられます。

また原油が高騰すると、待ってましたと言わんばかりに即座に値上げしてくるハズです。

そのような売り込み価格には十分に注意してください。

切り替え交換工事後のクーリングオフは適用外

プロパンガスもクーリングオフ対象なのですが、切り替え交換工事が終わった後はクーリングオフが適用されないなんていうプロパンガス会社もあります。

しかし法的には、契約してから一週間以内でしたらクーリングオフは可能です。

契約後、切り替え交換工事を始めるまで何もせず、一週間引き伸ばすプロパンガス会社もありますが、あからさまに工事後のクーリングオフをさせない魂胆丸出しです。

そのようなプロパンガス会社は信用に値しないので、避けた方が無難です。

委任状は納得してから署名捺印

新しいプロパンガス会社に切り替えをする時、「現在契約中のプロパンガス会社との解約手続きなどは、全て当社で引き受けます」「切り替え費用についての清算も全て当社にお任せください」などと、委任状を提示し署名捺印を求めてくることがあります。

しかし、実際に起こったトラブル事例として、委任して解約が完了したのにも関わらず、元のプロパンガス会社から撤去費用などを請求されることがあります。

このことから、プロパンガス会社との解約手続きについては、新しい会社に委任するのではなく、自分自身で手続きを進めていくようにしましょう。

それでもしつこく委任を求めてくるようなプロパンガス会社の利用は避けることをオススメします。

委任する場合には、きちんと説明を聞いて全て書類に残し、十分に納得してから署名捺印をしてください。

 

以上、今回はプロパンガス切り替え交換工事とその際の注意点について詳しくご説明してきました。

プロパンガスの料金は都市ガスよりも圧倒的に高額です。

だからこそプロパンガス会社の切り替えは検討の余地がありますが、急いで切り替えるのではなく、その手順や方法をしっかりと理解し、また正しくプロパンガス会社を選ぶようにしましょう。

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