ガス自由化の一般家庭に与える6つの影響!

ガスコンロ

ガス自由化が一般家庭に与える影響とは?

ガス自由化が一般家庭に与える影響は様々ですが、主な影響は次の5つです。

  1. ガス会社を自由に選べるようになる
  2. ガス料金を安く抑えられるようになる
  3. プラスアルファのサービスを受けられるようになる
  4. 電気とガスのいいとこ取りプランが出てくる
  5. 地域により料金格差が生まれる

これら5つの影響により、日本の都市ガス事情は大きく変わっていくことが予想されます。
それぞれ、順にご説明していきます。

1.ガス会社を自由に選べるようになる

切り替え

まず、最も大きな影響は、今まで地域ごとに固定だった都市ガスの会社を自由に選べるようになることです。

ガス会社を自由に選べるようになると、今までは契約ができなかったようなガス会社とも自由に契約を結べるようになるため、選択の幅が広がります。

ガス料金が安くなる契約先を選べるようになるのはもちろんですが、企業の方針や環境に対する考え方など、より自分の考えに合った企業を選ぶということもできるようになるため、メリットは大きいと言えます。

また、今までは1つの地域に1つの都市ガス会社からの供給だったため、ガスの導管がそのガス会社から供給できるだけの仕様でしたが、ガスの導管を都市ガス会社どうしで繋ぎ、シェアするようになるため、今まで繋がっていなかったガス会社からもガスを導入しやすくなります。

2.ガス料金を安く抑えられるようになる

料金

従来の都市ガスは、国から料金のチェックを受けているものの、地方ごとにガス会社が固定されている状況であるため、他社からの影響を受けずに、ほとんど自由に料金設定ができていました。

事実上の独占状態は、2017年のガス自由化で解消されるため、これからは都市ガス会社どうしが競合し、価格競争が起こっていくことが期待されます。

価格競争が起きれば、従来のように確実に利益の幅を取れる料金設定ではなかなか顧客を獲得するのが難しくなるため、より需要家にとってお得な料金プランも発表され、今までよりもガス料金を抑えられるようになる可能性が高くなります。

3.プラスアルファのサービスを受けられるようになる

サービス

ガス自由化に先駆けて行われた電力自由化で大きく変わったことのひとつに、プラスアルファのサービスで顧客を取り込む動きがあります。

具体的にいうと、会員専用のWEBサービスや、住宅周りの便利サービス、ポイントを貯めて使えるサービスなどです。

例えば、ガス料金を比較するとA社よりもB社のほうが年間で1万円安くなるとしても、サービス面でのメリットが年間でA社のほうが2万円分お得なのであれば、トータルではA社を選んだ方が賢い選択ですよね。

このことからも、サービスはガス自由化でも導入する会社が出てくると期待できますので、料金面だけではなくそれ以外のサービスも、ガス会社を選ぶ上での重要な判断材料になります。

4.電気とガスのいいとこ取りプランが出てくる

設備

電力自由化でもガス会社が参入してきたという背景がありましたが、ガス自由化は逆に電力会社が参入してくるため、より「電気とガスのいいとこ取り」ができるプランが多く発表されるでしょう。

しかも、電気は発電設備が必要ですので、ガス会社が電力事業に参入するのには初期投資が多く必要ですが、電力会社はすでに電気の原料としてガスを購入しているため、電力自由化にガス会社が参入するよりもハードルが低いと言えます。

今までも電気とガスのセットプランはありましたが、2017年のガス自由化以降は、さらに多岐にわたるセットプランが各社から発表されると予想できるため、動向から目が離せません。

5.地域により料金格差が生まれる

料金

都市ガスは地下にガスの導管が必須ですので、従来と同じように採算が合わないという理由でガスの導管が満足に整備されない地域も出てくるでしょう。

そのため、都市部の比較的簡単にガスを開通できる地域では激しい価格競争が繰り広げられ安くガスを購入できるのに、地方では競合どころか、ガスの導管すら整備されない地域もあるかもしれません。

そのため、地域によって大きな料金格差が生まれ、ガス自由化の恩恵を受けられないということも考えられます。

そもそもガス自由化が行われるということは、会社どうしの競争が激しくなるので、採算が合いにくい地域へは手を出さないのが当たり前とも言えます。

ですので、料金格差が生まれるのを防ごうとしても、なかなか解消は難しい問題ですね。

ガス自由化後は家庭ごとに合ったプランを選ぼう

今回はガス自由化によって一般家庭にどんな影響が出るか、考えられることをご紹介いたしました。

ガス自由化が開始するのは2017年の4月からですので、実際にどんな影響が出てくるかは開始するまで分かりませんが、自由化が行われれば、今まで安定していたガス会社も、経営戦略を変えていかなくては厳しい状況へと追い込まれると予測されます。

そうなれば、各社生き残りをかけてさまざまなサービスや料金プランで顧客を取り込もうと努力していきますが、自由化が始まったからといって、やみくもに会社を乗り換えるのは危険です。

生活に必ず必要な「エネルギー」を供給する会社の選択ですので、ご家庭に合った会社や料金プラン選びをしっかりと行い、後悔のないようにしてくださいね。

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