ガス自由化でプロパンガスも安くなる4つの理由!

プロパンガス

プロパンガスの現状

オール電化住宅でない限り、殆どのご家庭では都市ガスかプロパンガスを利用しているかと思いますが、プロパンガスのガス料金は都市ガスと比べて高額だという現状があります。

それもそのはずで、公共料金である都市ガスに対し、プロパンガスは自由に価格設定が出来るからです。

出来ることならプロパンガスではなく都市ガスを利用したいものですが、地域によってはガス管の配管が整備されていないため、仕方なくプロパンガスを利用しなければいけないこともあります。

また都市ガス供給エリアであっても、アパートやマンションなどの集合住宅では、大家さんの意向により、プロパンガス会社と契約しているケースもあります。

相場を崩さない取り決め

プロパンガスの現状として、ガス会社同士で相場を崩さない取り決めが裏で行われており、相場以下でプロパンガスを供給してもらうのは難しくなっています。

これは価格競争が行き過ぎないためのガス会社同士による暗黙のルールであり、私達消費者がクレームを入れたところでどうすることも出来ないのです。

無償貸与の契約

プロパンガス会社と消費者の間では、無償貸与の契約が結ばれることが殆どで、一世帯でも多くの顧客を獲得するために、無料でガス設備を設置してくれます。

しかし無償貸与というのは名ばかりで、実際には消費者にわからないように、毎月の従量単価に上乗せしているのです。

これもプロパンガスの料金が高く設定されている大きな原因なのです。

人件費の問題

都市ガスはコンピュータにより遠隔管理されていることからメンテナンスでわざわざ現地にまで出向く必要が無く、また配管工事が終わっていれば、ガス供給にあたりガス設備を新たに設置する必要もありません。

それに対しプロパンガスはガス設備の設置が必要で、また各ご家庭へ定期的なメンテナンスに伺う必要があるため、どうしても人件費がかかってきます

この人件費に関しても、プロパンガスの基本料金と従量単価に含まれているのです。

ガス自由化でプロパンガス料金が安くなる?

安くなる

プロパンガスの料金は高い水準となっていますが、ガス自由化によってその現状も大きく変わろうとしています。

しかし忘れてはいけないのが、プロパンガスの自由化は既に1996年から始まっているということです。

つまり現時点で、消費者は自由にプロパンガス会社を選ぶことが出来るのですが、それでも上記のような様々な理由により、安くするのが難しいのです。

ではどうして都市ガスの自由化がプロパンガス料金へ影響を与える可能性があるのでしょうか?

マスコミの報道による価格競争で値下げ

電力自由化が始まった2016年、テレビやラジオ、新聞などで「電力会社を乗り換えよう」という言葉を頻繁に見たり聞いたりする機会がありました。

これと同じように、ガス自由化が始まることで各種メディアでは頻繁に報道されるようになります。

2017年のガス自由化は、都市ガスのみが対象ではありますが、「ガス会社を乗り換えよう」という報道があることで、プロパンガスを利用しているご家庭でも動きが活発化なると予想されています。

その結果、他社に乗り換えされないよう、プロパンガス会社は様々なお得なプランや割引プランを提供し、これまで行われなかった価格競争が始まります。

都市ガスへの切り替えを阻止するための値下げ

都市ガスのガス管が配管されていないエリアではその恩恵を受けることは難しいですが、もしプロパンガス利用者のエリアで配管がされていれば、都市ガス会社の積極的な宣伝活動により、都市ガスへ切り替えをする消費者も増えてくるでしょう。

この都市ガスへ切り替えされるのを阻止するため、プロパンガス会社では基本料金や従量単価の値下げが実施されると予想されます。

しかも中途半端な値下げでは顧客を維持することが出来ないため、都市ガス並のガス料金にまで値下げされる可能性が考えられます。

料金提示の明確化による値下げ

現在のプロパンガス業界では、料金提示が不明確であり、気が付いたらかなり値上げされているなんてことも普通にあります。

しかしガス自由化により、消費者のガス料金に対する関心が高くなり、プロパンガス会社に料金提示の明確化が迫られます。

消費者の厳しい目は、複数のプロパンガス会社の料金を徹底的に比較することになるでしょう。

他社と比較された場合、より安いガス料金を提示するプロパンガス会社に切り替えられる可能性があるため、全プロパンガス会社でガス料金の見直しが行われると考えられます。

都市ガス事業に新規参入し評判維持のための値下げ

プロパンガスと都市ガスは全く異なる業界であるため、プロパンガス会社が簡単に都市ガス事業に参入出来るワケではありませんが、生き残りを賭けて都市ガス事業を始める可能性も十分に考えられます。

つまり従来までと同じようにプロパンガスの販売を行いつつ、都市ガスの供給も行う二足のわらじでのビジネスです。

都市ガスで派手な割引を行っている反面、プロパンガスは高い水準のままでは、その会社の評判を落としてしまいかねません。

そこで評判維持のために、プロパンガスも値下げをする可能性が考えられます。

高いガス料金でもプロパンガス会社は生き残る

プロパンガス会社

ガス自由化の波で、プロパンガス会社でも確かに値下げが進むかもしれませんが、正直なところ、高いガス料金を維持したままでも、プロパンガス会社は生き残ります。

現在プロパンガスを利用している方からしてみれば残念な気持ちになってしまうかもしれません。

しかし日本の都市ガス普及率を見る限り、当分の間はプロパンガス会社を利用しなければいけない状況は続きます。

プロパンガス会社の存在は必要不可欠

現段階で都市ガスの普及率は53%というデータがあり、それに続きプロパンガスが44%、簡易ガスが3%となります。

このことからわかる通り、まだまだ半分程度しか都市ガスの普及が進んでいないのです。

つまり当分の間は、プロパンガス会社の存在は必要不可欠だということがわかります。

ガス自由化の波に飲まれること無く、これまで通りのガス料金でプロパンガスを供給していたとしても、都市ガスのエリア外である以上、消費者はプロパンガスを利用せざるを得えません。

既に裏では、プロパンガス会社同士で「ガス自由化後も値下げはしないように」という取り決めが交わされている可能性は十分にあります。

高い場合にはプロパンガス会社の切り替え

プロパンガス会社

プロパンガス会社の存在は確かに必要不可欠ですが、消費者にはその会社を自由に選べる権利があるワケですから、いつまで経ってもガス料金が安くならない場合には、思い切ってプロパンガス会社の切り替えを行いましょう。

ただし個人でプロパンガス会社の情報収集をするのには限界があり、適正な価格でガス供給をしてくれるプロパンガス会社を探すのは大変です。

営業トークに騙され、切り替えをした後に元々のガス料金よりも高くなってしまったら意味がありません。

プロパンガス協会に相談

もしプロパンガス会社の切り替えを検討しているのでしたら、プロパンガス協会に相談をしてみましょう。

有名なプロパンガス協会として、プロパンガス料金消費者協会があります。

協会へ相談することで、無料で切り替えのサポートをしてくれるだけではなく、プロパンガス会社と直接値段交渉もしてくれます。

プロパンガス会社の切り替え勧誘トラブルも多いため、プロパンガス協会なら安心です。

 

これから先、プロパンガス業界がどのように変化していくのかとっても楽しみです。

ガス自由化が、都市ガスだけではなくプロパンガスの料金にも影響が現れ、消費者にとって心から満足出来る割引サービスやプランが提供されることを期待しましょう。

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