ガス料金を滞納すると50日で供給停止に!滞納の注意点について

トラブル

各ガス会社別供給停止までの期限

各ガス会社が設定する供給停止までの期限を一覧にしてみました。

北海道ガス(株) 検針日翌日から50日前後
仙台市ガス局 検針日翌日から75日前後
東京ガス(株) 検針日翌日から50日前後
東彩ガス(株) 検針日から50日前後
長野都市ガス(株) 検針日翌日から50日前後
東邦ガス(株) 検針日翌日から60日前後
大阪ガス(株) 特に決まり無し
広島ガス(株) 検針日翌日から50日前後
四国ガス(株) 検針日翌日から50日前後
西部ガス(株) 検針日翌日から50日前後

このように、各ガス会社ではかなりの猶予に設定されていることがわかります。それでも最短で50日前後となっていることから、出来る限り早めに支払いを済ませてしまいましょう。

次に、ガスの供給が停止するまでの流れと期限についてみていきましょう。

ガス供給停止までの流れ

ガス料金の請求書に必ず記載されているのが支払期限日であり、この期限内に支払いを済ませる必要があるのですが、期限を過ぎてしまったとしても即日にガス供給が停止するというワケではありません。

実際にガスが停止するまでには、いくつかの流れがあります。

再請求書の送付

人によっては故意にしろ過失にしろ、どうしてもガス料金の支払いが期限までに出来なくなっている可能性も考えられますので、ガス会社では閉栓までの猶予が設けられています。期限を超過してしまったからと言って、その日のうちにガスが使えなくなるということはありませんのでご安心ください。

ガス会社により多少の違いがありますが、ガス料金の支払期限は検針日の翌日から30日前後となります。この初回の支払期限までに支払いを済ませていないと、再請求書という形で再度請求書が届きます。再請求書の支払期限は10~20日間程度で、初回の請求書よりも短く設定されています。

しかし、この2回目の支払期限までも超過してしまいますと、いよいよ、供給停止予告通知書が送られてきます。

供給停止予告通知書は最後の猶予

供給停止予告通知書が届いたとしても、あくまでも予告であるため、急にガス供給が停止することは無く、最後の猶予が設定されています。ただし、停止が間近に迫っていますので注意が必要です。

供給停止予告通知書に記載されている支払期限は1週間~10日前後で、「○月○日にガス供給を停止します」などと書かれています。この予告通り、指定された期日までに支払いを済ませなければ、記載の日付にガス供給が停止します。

ここで注意したいのが、供給停止予告通知書に記載の期限はガス供給が完全に停止する日付であるため、期限日に支払いをしたとしても行き違いで閉栓される可能性があります。ですので、どんなに遅くとも期限日の前日までに支払いを済ませるようにしましょう。

また、コンビニや銀行などガス会社以外の場所で支払いを済ませた場合には、その旨を電話で伝えることが大切です。もしかしたらガス会社が入金確認を取れておらず、供給停止が執行されてしまう可能性があります。

ガス料金滞納時の注意点

注意点

いくらインフラと言っても、ガス会社もビジネスとしてガス供給を行っているワケですから、ガス料金の滞納にはいくつかデメリットがあります。

もしガス料金を滞納してしまっている場合には、注意が必要です。

延滞料金の発生

世の中のビジネスにおいて支払日超過の場合には、必ず延滞料金や遅延損害金などが発生するものです。例えば消費者金融からお金を借りて、期限日までに決められた額を返済しなければ遅延損害金が発生しますし、ビデオレンタルの場合でも返却日を守らなければ延滞金が日々加算されていきます。

ガス料金もそれと同じで、期限超過により延滞料金を支払わなければいけません。一般的に検針日から40日以降に発生するケースが多く、年率約10%程度となります。日率で計算すると0.0274%で、1日毎に加算されていくことから、延滞期間が長ければ長いほど、その分支払い金額が大きくなっていきます。

期限を守っていれば支払わなくてもよいお金であり、言うならば損となることから、少しでも損をしたく無いのでしたらきちんと支払期限を守るようにしましょう。

閉栓は基本的に待ってもらえない

「最終期限を迎えたとしても、延滞料金を支払い続ければ閉栓を待ってもらえる。」という考え方は大きな間違いです。延滞料金は、期限を守らなかった際に発生するペナルティのようなもので、延滞料金をずっと支払い続ければ閉栓を待ってもらえるというワケではありません。

原則として「最終期限の超過でガス供給は停止する。」ということを頭に入れておいてください。ただし各ガス会社により対応が異なり、「特別な事情がある限り閉栓を猶予」「支払日を約束すれば数日の遅延は応相談」「原則不可」などがあります。

相談に一切応じてくれないところもありますのでご注意ください。

一部弁済を認めてもらえないことも

あまりにも長期間に渡ってガス料金を延滞していると、一部弁済をしただけではガス閉栓を待ってもらえないことがあります。特に既に閉栓してしまっている場合には注意が必要で、一括で滞納分全額を支払わなければ再開してもらうことが出来ないケースが殆どです。

よほどの事情があれば分割払いの対応をしてもらうことが出来るかもしれませんが、それを認めてもらえるのは非常に稀なケースと言っても過言ではありません。

大手の都市ガスでもこのような対応となりますので、地域密着型のプロパンガス会社では経営維持のためにさらに厳しい対応となるでしょう。

個人信用情報への影響は?

個人情報

ここまでは、ガス料金延滞によるガス会社の対応についてご説明してきましたが、延滞により個人信用情報機関のデータベースにその事実が記録されてしまうのでしょうか。

これから住宅ローンや自動車ローンの契約、クレジットカードのの作成などを考えている方にとって大きな悩みどころだと思います。

ガス会社はCICに非加盟

個人信用情報機関であるCICでは、金融事故が発生した際にその事実を記録しており、もし事故情報があると新たなローンを組んだり、クレジットカードを持つことが非常に困難となります。

しかしガス会社はCICに非加盟なため、ガス料金を滞納してしまったとしても事故情報として記録はされません。

つまりガス料金の延滞が原因となって、他の金融契約の審査においてマイナスになることはありませんのでご安心ください。

クレジットカード支払い時には要注意

ただし一つだけ例外があり、ガス料金をクレジットカード支払いに設定している場合です。ガス会社からの請求をクレジットカードで支払っていれば確かにガス料金の滞納になることはありませんが、クレジットカードにも返済期限があります。

このクレジットカードの返済期限を超過してしまうことで、当然のことながら金融事故として記録されます。多少の遅延でしたら寛大な対応をしてくれるカード会社もありますが、中には1日の遅延で信用情報に傷が付いてしまうこともありますので注意が必要です。

このようにガス料金に関しても、間接的に個人信用情報へ影響を与えることもあるのです。

債権回収会社の存在

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世の中には債権回収会社という債権を回収するための専門会社があり、悪質なガス料金延滞の場合にはガス会社も債権回収会社に依頼するケースがあります。

長引く滞納で債権回収会社へ依頼

全てのガス会社ではありませんが、多くの場合、ガス料金を長期間延滞している消費者に対して債権回収会社が代わって催促することがあります

よほど悪質で無ければ債権回収会社が動くこともありませんが、閉栓してから数ヶ月も放置しているとその可能性も十分に考えられますのでご注意ください。債権回収会社の中には、法律の範囲内で強引とも言える取り立てをしてくるところもあります。

裁判に発展することも

ガス会社が延滞者に対して裁判を起こすことは殆どありませんが、債権が債権回収会社に移行すると、裁判に発展することも考えられます。債権回収会社は依頼主であるガス会社の債権を回収するために全力で働くことから、裁判を起こすことも一つの手段なのです。

ガス料金を支払うことが出来ないからと言って、そのまま放置していたとしても何の解決にもなりませんし、当然踏み倒しなんて認められません。

どうしても支払えない場合には、まずはガス会社に相談し、出来る限り早めにガス料金の滞納分を支払うようにしましょう。

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